革のトラブルとして一番「メジャー」なのが「カビ」
出してみて、白いポツポツが広くついているのを見たときには「ぎゃーっ」と悲鳴をあげたくなるほど。
これがまたなかなか手ごわくて、クリーニングしても再発したりします。
あと、意外に多いのは、革そのものがベタベタするというトラブルです。
エナメルやパテント素材に一番多いのですが、これも湿気や閉め切った空間の中で
素材が傷んでしまってのトラブルですね。
一方、外はとてもきれいなのに、バッグの内側がベタベタしてしまって使えない状態になることも。
内側は合成皮革が使われていることが多いですが、中に物を入れてもくっつくほどになるとなかなか改善できず、
「外はきれいなのにもったいないなあ・・」ということになりがちです。
【そうならないためには?】 やはり保管前に、見えない汚れもしっかり落としておくこと、 そして保管場所の湿気対策をしっかりしておくことが欠かせません。 3カ月をめどに、外に出して風を通してあげることも効果的ですから 革のアイテムなどは「奥にしまいこまない」こともポイントです。 |
ほんと「どうして?」って聞きたくなるくらい、高価なニットやジャケットほど虫に食われやすい。
虫もいい物がわかるんでしょうね。
カツオブシムシなどは、衣類そのもの、そして汚れの中にあるたんぱく質を好むので
当たり前ですが、きちんと洗って汚れを落としてからの保管が基本ルールです。
レザーの虫食いは、そんなに無いと思いますが
薄手のスエード素材や、ハラコ、ホースヘアなどの素材は注意が必要です。
【そうならないためには?】 やはり、素材にダメージを与えない防虫剤を使って、虫を遠ざける必要があります。 あとは大事なものは特に「不織布」の袋などにくるんで、虫が入り込みづらくしておくことも有効でしょう。 |
「えーっ!しまう前はこんなシミなかったのに・・・」そんな悲しいつぶやきが聞こえてきます。
特に色の薄い衣類に多いのが、汗をかいた部分や襟元などの黄ばみ。
革のブーツやスエードの靴なども、思いもよらないシミができていることがあります。
それらの原因のほとんどは
「まあ、あんまり汚れてないしね。」と油断して、そのまま保管してしまったこと。
「汚れ」の段階では、お手入れやクリーニングで取れても
時間がたって出てきた「シミ」になると、なかなか取るのが難しいので困ります。
この他にも、日が当たった部分だけ焼けちゃって色が抜けてしまうトラブルも多いのでご注意を。
【そうならないためには?】 これは簡単。汚れていないように見えても、ちゃんと汚れを落としてから保管すること。 それにつきます。 そして、直射日光があたる状態で置いたままにしないように気をつけましょう。 |
「アイロン、あてちゃーだめですよね」とご相談いただくのが、レザーウェアのシワ。
畳んで引き出しに保管されていたり
吊るしてあったものの、針金などの細いハンガーを使っていたため、その跡が残ってしまったり。
裏側から当て布をして低温でアイロンをかけて下さい とか 寝押ししてみましょうか とか
栄養を与えて着て歩くしかないです。
なんて、原始的なアドバイスでしかお返事できない私たちです。
【そうならないためには?】 やはり「使用する状態」と近い形で保管することが重要です。 肩幅まではいかなくともある程度厚みのあるハンガーにかけたり バッグやブーツは美しい形になるよう、キーパーや詰め物をしたり。 変な形で長く休ませて、機嫌を損ねないようにちょっと気遣ってあげることが大切です。 |
トラブルの話を大げさにして、あなたを驚かせたいわけではありません。
でも、本当にこんな保管トラブルでのご相談が多いのも事実なんです。
毎日お忙しくされているでしょうし、特に春先は何かと忙しいもの。
「この日に衣替え」なんて決めて、一気に行おうとすると、どうしても「まあ、いいや」となりがちで
それがトラブルの元になります。
時間のある時に、少しずつでも「そのアイテムにしっかり向き合って」片づけていけるといいですね。
アイテムごとの具体的な保管のコツなどもご紹介しますので是非ご参考になさってください。
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