カビを見つけた時のショックと言ったら・・・
表面を拭いて、取れたからといって安心は禁物
再発を避けるためのポイントや
今後のカビ予防についても紹介します。
もし、あなたの革製品にカビが生えているのを発見したなら・・ まずは、次の3つを実施して下さい。 1.カビの生えたものを玄関や廊下などの場所に移動 2.周りのものにもカビが生えていないか良く確認し その場所をしっかり通気する(扉を開ける・除湿機活用) 3.カビを乾いた不要な布で払うように拭きとる。 (胞子が室内に飛び散るのは避けたいのでできれば屋外で) この状態で、表面のカビがきれいに取れるか、跡が残っているかで カビの浸食具合を見て、そのあとのお手入れをします。 |
表面にカビの跡が残っていてもいなくても カビ除去に効果のあるコロニルライニガースプレーでクリーニングします。。 色落ちや質感の変化が無いとは限りませんので、必ず最初は布にスプレーして、 その布で拭くようにして下さい。 右半分(前方)だけライニガースプレーで拭きとった様子がこちら → |
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コロニル ライニガースプレー 200ml 1,400円 |
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他にお手入れに使ったのは、手が汚れず、すみずみまで拭きやすい グローブタイプのクロスです。 ライニガースプレーをしっかり浸透させてカビを除去するので、 他のお手入れには使わず、カビ落とし専用にしたほうがいいですね。 グローブクロス 300円 |
仕上げに1909シュプリーム クリームデラックスを塗って 艶やかに・・。 |
お手入れをして、見た目にきれいになった場合には 2,3時間置いたあと、1909シュプリームクリームデラックスやウォーターストップチューブなど 栄養補給効果のあるケアグッズで必ず栄養分を与えてあげてください。 カビを除去するためにある程度強いクリーニング力が必要です。 カビと一緒に革の栄養分も取ってしまいますので、そのままにすると かさかさになったり、ひび割れを起こすこともあります。 どうぞお忘れなく。 スタッフが実際にカビを除去したレポートページはこちら カビの生えたスエードブーツをお手入れしてみたレポートはこちら |
靴ならば底に近いコバの部分や、 底の素材(木製のパーツ)などにもカビ が生えてしまうこともしばしば。 コバの部分ならまだしも、底の素材がカビている場合には張り替えも 検討したほうが良いでしょう。 また靴はもちろん、バッグの場合にも 是非「内側」をしっかりチェックして見てください。 バッグのポケットの中も同様です。 カビの生えやすい環境にあったため、良く見るとカビが生えていたり カビの臭いが残っていたり、べたつきが気になる場合も。 内側がべたついている場合には、レザーソープというムース状のクリーナーで 拭いてあげることをおすすめします。 |
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コロニル レザーソープ 200ml 1,500円 バッグは、保管中に内側だけベタベタしてしまう「内ベタトラブル」も多い ので、特にべたつきがない場合も、ご心配なら早めに対処されたほうが良いでしょう。 バッグのベタベタのページはこちら>> |
残念ながら、カビ菌によって革が変色してしまっていると考えられます。 周りに広がらないようにケアをして、臭いも気にならないようなら、 カビ跡を 目立たなく補修して使い続けるという選択肢もありますね。 しっかりカビがついているので、カビ再発の危険性は残ります。 リカラーなど専門の業者さんに出すほどのコストをかけるのも・・・。 そこでおすすめはサフィールカラー補修クリームで跡を消しこむこと。 もともとの革の色に合わせてクリームの色を選び、 (必要なら2色を混ぜ 色を合わせてください)綿棒に少しずつクリームをのせて、 カビ跡の上に 置いていきます。 |
色見本、ご用命はこちら>> |
上記の方法でお手入れをしたものの・・ どうしてもカビ臭さが残ってしまうこともあります。 特にウェアの場合には身につけるものですから気になりますね。 カビ臭さを取り去るための基本は、風通しの良いところで陰干しをして通気することです。 それと並行して活用したいのが、革にも使える天然除菌消臭スプレー。 本来なら枯葉などが腐って臭いがしてもいいハズの森の中が、フレッシュな空気に 保たれているのは、他でもない森の植物たちの仕業。 そんな森の植物のエキスを抽出してできた森から・・をかけて、かげ干しする ということを何度か繰り返すと臭いも軽減されるはずです。 もちろん合わせて除菌もしてくれますので再発防止策にもなりますね。 |
詳細・ご用命はこちら>> |
せっかくお手入れして、カビをやっつけたのにまた再発することほど悲しいことは ありませんね。 ですが、革製品のカビ再発率は極めて高いのです。 原因のひとつは、保管している場所の問題です。 前回のカビの際のカビ胞子が空気中にたくさん飛んでいる場所だと、 またカビにやられてしまいます。 もともと湿気がこもりやすく、温度も高くなりがちな場所だとすると当然です。 カビを見つけたなら、保管していた場所にも上記の森から・・をスプレーして 空気をリフレッシュ、頻繁に換気するなどの工夫が必要でしょう。 そして 不織布保管袋などを活用して、ほこりや雑菌をよけつつ、通気は保つという 優しい保管を心がけてあげて下さい。 もちろん保管場所を変えるのも一つの方法。 玄関や、キッチン・お風呂場近くは避けて、できればしっかり除湿剤も入れて 保管してあげることをおすすめします。 さらに、保管する場所を決めるうえでのポイントがもう1つ。 「奥にしまいこまないこと」 梅雨の合間の晴れの日、雨が続いたあとの快晴の週末には、さっと取り出して 通気やチェックができるように、目に付く場所に置いておくといいですね。 |
おすすめは見た目もスタイリッシュ 除湿効果も高い「炭草花」シリーズ |
このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。 ケアグッズご注文の際に「早めに」とお知らせいただければ、 できるだけ早くお届けできるよう手配させていただきます。 また、素材が特殊な場合や、カビかどうか判断がつかない場合などは ご遠慮なく電話0120−557−804やメールにてお問い合わせください。 (画像をお送りいただく場合はメールでお願いします。) |
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