お手入れしてあげましょう。
チェック&ケアもお忘れなく・・
汚れていないように見えても、一度でも履いたなら、お手入れしてあげるのが懸命です。
目立たない汚れでも、十分にカビ菌たちのエサになりますから・・。
もしかして、既にカビが!という場合には・・
まずあせらずに一呼吸。
表面上のカビは乾いた布で拭き取りましょう。馬毛ブラシではたくのでもいいですね。
起毛革でしたらケア用の生ゴムブラシを使いましょう。
これではまだ十分ではありません。
表面には見えなくてもカビの菌は内部に入り込んでいる可能性があるからです。
少しでも残っていれば、またそこからカビが生えてくるのは間違い無し。
「同じところばかりカビが・・」というのはそのせいです。
ここはしっかりクリーニング剤でカビのもとを除去しましょう。
表革なら靴でもバッグでも衣服でも「ライニガースプレー」でお手入れします。
>ライニガースプレー
200ml
1470円
起毛革なら「ドレスインプレグニーラー」を使って取り除きます。
ドレスインプレグニーラー
(舌をかみそうですが・・頼りになります)
200ml 1890円
どちらも直接革につけるのではなく布に取ってから、その布でお手入れしてあげて下さい。
染料の加減によってはそのまま付けると色落ちする心配もあります。
カビの状態や革の種類・色によってお手入れの方法は微妙に違ってくるので詳しくはご相談いただいた方がいいですね。
ただし、ライニガースプレーには保革・防水の効果が無いので、使用後はウォーターストップスプレーやチューブ、ディアンテなどで栄養を与えるケアが必要です。
しっかりガンコなカビでこの方法でも跡が残ってしまう場合などもご相談下さい。
その後陰干しをして、今度は手前の目の届きやすい場所に保管して、たまに再発していないか
確かめられる事をおすすめします。
カビは大丈夫!でも・・
うっかりケアされてなければ、今からでも遅くないです!
今のうちにクリーニングと保革をしておけばカビを防ぐ事ができます。
毛がしなやかなブラシで、ほこりを落とすブラッシングをしながら
気になるシミや汚れを探してみましょう。
保管前のお手入れも、革の種類別で違ってきます。
起毛革なら「ドレスインプレグニーラー」+「ブラッシング」
表革の靴なら「ウォーターストップチューブ」
表革のバッグや衣服なら「プレミアムローション」が便利です。
布部分が多いバッグなら「ソフトクリーナー」が活躍しますね。
ケアをして安心して元に戻しましょう。
保管前ケアのページはこちら
そして、これからも履く・使うものは、今一度防水処理をしっかりしておきたいものです。
雨ジミを防いだり、革の内への水分の進入を防ぐためにも、革自体の防水性を高める
「しっかり防水」が何より重要です。
すでにフッソ系スプレーウォーターストップスプレーでの「しっかり防水済み」の靴ならばいつもどおり
ウォーターストップチューブを塗っておきます。
ウォーターストップチューブは、クリームには珍しくフッ素配合の浸透するタイプで
そして、さらに♪レザーカフェ♪では
100%天然成分ですから、革にも安心して使えます。
脱臭効果もありますので、こもったニオイもすっきりします。
ちなみに、この森から・・除菌効果が認められて、O157対策として
外食産業や病院の中の給食センターでまな板や生ものにかけて使われているツワモノです。
これで、にっくきカビも、撃退!
(もちろん、スプレーしたら30分ほど置いて、乾燥してからしまってくださいね)
保管環境を見直そう!
靴やバッグを再度保管する際に、保管環境も一緒に見直してみましょう。
衣類をカバー無しでそのまま、もしくはクリーニング戻りのビニールカバーに入れて、保管されて
いませんか?
冬物はまだ、半年ほど出番が無いわけですから、その間にほこりが貯まると、それもカビの原因に
なります。
ビニールカバーの中は、湿気がこもりやすいことは、もうご存知ですね。
レザーカフェでは、不織布製で見た目も使い勝手も良い衣装カバーをご提案中です。
このカバーには限りませんが、風通しの良い衣装カバーで是非保管してあげて下さい。
そしてバッグも、通気性の良い素材にくるんで保管しましょう。
バッグ購入時についてくる袋がネル生地のように厚みがある場合には、長期の保管には適しません。
かといって、紙にくるんでの保管は×です。
特にエナメルやガラス加工の革は湿気でべたべたしやすいので、専用のスプレー(ラックスプレー)で
ケアするのはもちろん、あまり奥にしまいこまず、こまめにチェックを。
バッグの保管についての詳しい情報はこちら
→特に、バッグを通気性良く、使い勝手良く保管する「バッグラック」が大人気です。
それから窓辺に衣装掛がある場合は、夏場の片面日焼けにも気をつけてください。
靴箱の中でブーツが途中で折れ曲がったままだと必ずといっていいほど折りジワになりますので
今からでもブーツキーパーで保管してあげましょう。
また、今までにカビが生えたことがあるような場合は除湿剤などもうまく活用されることをおすすめします。
そして最後の仕上げは・・「防虫」
特に冬物は虫が食いやすいのが悩みの種。
虫たちもこれからの時期、が然元気になって活動し始めます。
保管中のバッグの中に、引き出しに、クローゼットに、防虫剤は入っていますか?
できれば、人の体に優しいものをお選び下さいね。
今度、再会したときに「きゃー」っと驚いて、後悔しなくてすむように
どうぞ梅雨時のひと手間、お忘れなく。