レザーカフェ流 ケアの基本
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『ファーストケア』
どうして新品なのにケアしなきゃいけないの?
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レザーカフェにいらしたからには、何としても知っていただきたいのは
「ベースケア」が革製品にとって、どんなに大事かということです。
どうも日本では、革のケアといえばビジネスシューズに塗りたくる靴墨のことを思い浮かべる人が多い節があります。
汚れたから、色が落ちてきたからそれを補修するということが革のお手入れではありません。
レザーカフェで言う、お手入れはとにかく先に「防水・保護ケア」をして
革製品を襲うトラブルに先手必勝!というものです。
例えば、一番最近買ったバッグや革靴を思い浮かべてください。
思い入れのある、今は素敵に輝くその革製品もほんのちょっとしたことで取り返しのつかないトラブルに巻き込まれます。
だって、考えてもみてください・・・。
湿度の高い日本の気候・・革製品には酷な環境です。(特にエナメルバッグなど)
もちろん屋外に持ち歩く=いつ雨が降ってきて塗れるかもしれない
(雨ジミも手ごわい)
食べこぼしなど日常生活の中にはシミの原因がうようよ・・
こんな中で、何もケアをせずに使い続けるなんて、無謀すぎます。
実際、そんなトラブルに慌てふためいて相談をして来られる方が毎日後を絶ちません。
そうなってからでもケアはできますが、費用がかかるのはもちろん、それで修復できたらまだラッキー
元には戻らずに涙を呑むことになるかもしれません。
私が思うに、ケアをせずに革製品を使い続けることは、歯磨きをせずに「虫歯を待っている」状態と同じなのです。
ああ、その革製品は縁があってせっかく貴方のもとにきたのに・・。
でも、仕方ありません。貴方が悪いのではないのです。
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革のお手入れなんて誰も教えてくれなかった |
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ところで、あなたは革のお手入れの方法をどうやって習いましたか?
例えばお料理の基本はお母さんや家庭科の時間に教わる
名詞の渡し方や電話の受け答えは会社に入って教わる
でも、革靴や革のバッグのお手入れ方法ってどうやって勉強すればいいの?
そんな本が本屋さんに並んでいるわけではないし。
靴屋さんやバッグのショップの店員さんが詳しく教えてくれるわけでもない。
じゃ、インターネットで調べてみようと思っても、当たり障りのない内容が多すぎる!
「どれを使って」「どんな風にケア」すればいいのかという具体的な情報を見つけるのは至難の業。
革製品を買ったお店の店員さんは「何もしなくていいですよ」と言ったかもしれません。
あるいは湿った雑巾でふくように、ミンクオイルを塗るように・・。
革製品に古くから親しみ、ケアをして永く使い続けている欧米に比べると
日本ではそういう文化がまだあまり浸透していないのかもしれませんね。
それに、いつも着ている布の服は「汚れたら洗濯」という習慣なのですから
革製品も同じだと貴方が思うのも無理はないでしょう。
でも、御願いですから今、この瞬間からその考えとサヨナラしてください。
GOOD BYE!
さあ、今日からは
革製品は「汚れないように、シミにならないようにケアをする」のです。
では、具体的にどうすればいいのでしょう?
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防水・保護スプレーの役割 |
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答えは簡単、まず新品を買ったら防水スプレーをかけてあげるのです。
それだけといえばそれだけ。
拍子抜けされたかもしれませんね。
でも、ここからが重要です。
防水スプレーなら何でもいいってわけには行きません。
あなたの大切な靴やバッグに使うんですもの。
案外知られているようで知られていないのが革製品の汚れの原因。
実はホコリなど細かい粉塵が、革の表面にある小さな穴に入ってしまい、取れなくなっているのです。
それでは、ホコリがその小さい穴に入らないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
そこで登場するのが「防水スプレー」です。
どんな革製品も、ホコリがついて汚れる前、つまり購入した直後にきっちり防水スプレーをしておくことで、かなり汚れにくくなるのです。
そのわけは、穴にスプレーが浸透して、穴の汚れやすいところを汚れからガードしてくれるからなのです。
ここで疑問が一つ。その革の穴ってふさいでしまっていいのでしょうか?
ツルッとして見える革でも、表面には無数の穴が空いていて、そこから空気を出し入れして通気性を高めています。
逆に、穴が無ければ革靴や革コートの中は湿気がこもってしまいますから、この穴も重要な役割を担っているといえます。
つまり「通気性を保ちながら、穴を汚れからガードする」ことができれば…
それには、使用する防水スプレーの成分に注目する必要がありそうです。
防水スプレーには大きく分けて<シリコン系>と<フッソ系>があります。
シリコン系のスプレーも良くみかけますが、こちらは表面に膜を張るタイプ。
革の手入れをする言うよりは、単に一時的に防水性を高めるものです。
まさに今から雨の中出かけるという時に短時間効力を発するためのものです。
それに対して、フッソ系のスプレーは「革の内部に浸透し、革自体に十分な撥水性を持たせ」 ます。
この防水の仕方だと、革の持つ通気性を維持しながら 防水性を高め、さらにホコリが付着しにくくなるという効果があるのです。
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ファーストケアのポイント |
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ポイント1 革の素材を見極めるべし
ポイント2 靴・バッグでケアのポイントは違う
ポイント3 ケアグッズは革に優しいものを選ぶべし
では、早速防水ベースケアにトライしてみましょう!
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まずは貴方にもトライしていただくために・・ |
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シューケア・バッグケア それぞれについて
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